2019年秋、今年は寒くなるのが早い気が。体調を崩された方は多いと思います。
そんな中、20代自閉症男性と移動支援でカラオケへ行ってきました。
今回の利用者さん紹介
知的障がいがありますがADL(自己の身辺管理)ができる彼。 IADL(ADLよりも一段階複雑な行動) となると難しいといった感じです。例えばお会計での判断、今回の場合でいうとカラオケ店での受付・支払いといったところは、サポートが必要になります。もうかれこれ、この利用者さんとは30回以上移動支援をさせてもらっており、長いお付き合いです。会話は単語ではなく文章で話されます。
移動支援
利用者さんと自宅で合流
昼過ぎに利用者さん宅へ到着。彼はきちんと時間通りに準備をされて自宅で待ってます。インターホンを鳴らして親御さんにご挨拶、そして荷物チェック(お金・療育手帳)完了。 利用者さんは親御さんに「いってきまーす!」と元気に挨拶をしていざ出発!
電車に乗って目的の駅へ
自宅を出て駅に向かう途中、信号がない横断歩道は車の行き来が多いので、安全確認をしてから彼に声をかけて渡ります。信号のある場所では赤で待ち、青で渡ることができます。3分ほどで最寄りの駅に到着。駅の改札口はスルーっと 入場。 駅のホームまでは順路を覚えているので一人で行けます。ホームで数分くらい立って待っていると電車が来たので乗車。落ち着いて景色を楽しんでいます。途中、電車の乗り換えは支援員が声をかけますが、タイミングが遅いと彼から「ここでおりる」っと教えて頂くこともあります。そして目的の駅で下車。
カラオケに到着
ここは彼の行動範囲なので店まで向かえる力がありますが、トラブルにならないよう歩行者と距離感を調整し歩きます。移動支援をさせていただいた当初は、先へ先へと足早に歩いていましたが、最近は支援員を気にしながらペースを合わせるように歩かれるようになりました。
そしてカラオケ店に到着。受付をしようとすると店員さんからいつもと違うキャンペーン案内がありました。これはさすがに対応が難しく支援者が答えて済まされました。
カラオケを楽しむ
受付を済まし部屋に入りました。まずはおいしそうなデザートとスナックをリモコンで注文、ジュースはフリードリンクコーナーに一人で向かい好きな飲み物をもってこられました。そして大好きなカラオケが始まります。リモコンを操作し幅広いジャンルの歌を歌われます。立ちながら熱唱したり、ステップを踏んで音楽に乗ったりと思う存分楽しまれました。
自宅に到着
電車での様子やカラオケの歌のジャンルや様子など、帰った時に親御さんとお話し 移動支援終了です。
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移動支援制度の基本
自治体によってルールが異なる「移動支援制度」。ヘルパーの立場から分かりやすく紹介します!
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まとめ
今回はカラオケの受付でキャンペーン紹介というイレギュラーなことがあって戸惑うときもありましたが、いつも通り充実した休暇を過ごされました。