介護職は低給料です。とあるサイト(求人ボックス)では求人情報をもとに都道府県別に平均年収を算出した結果が掲載(2019年12月29日時点)されてました。東京都で約350万円、神奈川・埼玉・千葉で335万円前後、全国平均で323万円ということは首都圏を除いた地域の平均年収はさらに低くなります。しかし、2019年4月時点で厚生労働省が介護職員の平均給与が初めて30万円(すなわち年収360万円以上)を超えたと介護事業経営調査の場で明らかにしたそうです。自分の感覚だと、厚生労働省が算出した数字には実感がなく、処遇改善で少し給料が増えたとものの、年収300万円前後が実態ではないかと思います。いくら介護の仕事はやりがいがあると言ってもお金は大切です。介護職少しでも収入を上げる方法についてお話したいと思います。
給与の高い施設に就職・転職する
福祉法人は全国的に給与の差が少なく、一般企業は運営方針に大きく影響するので給与の差が大きいです。またデイ(日中のみ)と特養・グループホーム(夜勤あり)とでは、後者の方が給与が高いです。
「資格手当」で収入を増やす
ありきたりですが、「介護福祉士」の資格を取得すると手当が出る場合も。平均で月1万円程ですが、この資格手当がない事業所も存在します。
基本給に加えれている可能性もあるので給与形態はチェックが必要です。(障がい福祉施設だと数千円くらいと思われます。)
派遣会社から直接雇用を考えているのなら、実務者研修の受講支援に取り組んでいる施設かどうかも確認するといいでしょう。
「福祉業界で副業」で収入を増やす
初任者研修(短期間で取得できる)の取得が必要になってきますが、居宅で夜勤見守りや土日祝に多い移動支援などがあります。
福祉業界での経験があれば、簡単に始められますが居宅訪問のヘルパーと人脈を作ったほうが情報を聞けて安心です。
当然、副業禁止となっている施設ではやってはいけません。収入が増えると住民税が上がるので雇い主はすぐに気づきます。
「雑所得・事業所得」で収入を増やす
技術・経験などを活かしてココナラ、Pixta、アフィリエイト、ランサーズ、 クラウドワークス 等、福祉施設での仕事がマンネリ化してる人はいい刺激になり充実感も得られます。
まとめ
(収入例)
本業収入:323万円/年(基本給:23万円/月 + 賞与2か月:46万円)
副業収入:42万円/年(資格手当:1万円/月 + 移動支援:2万円/月 + 雑所得:0.5万円/月)
どんな仕事でも同じかもしれませんが、やはり本業収入が占める割合が大きいです。また、副業収入としては、移動支援のアルバイトが収入を得やすいです。
まずは本業の収入を増やすことを考えましょう。
「高級有料老人ホーム」で「人件費に多くのお金を割いてくれる施設」で夜勤をするのが最も給与が高くなります。
(高級有料老人ホームであっても給与を低く設定し、その分要員増加に充てているところもあり働きやすくなっています。)
次に副業の収入を増やすことを考えましょう。
移動支援のアルバイトが慣れていることもあってやり易いと思います。